こんにちは。 勝又沙智子です。
店舗を移転・リニューアルしたばかり、六日町 なにわ茶屋さんに行ってきました!
以前は六日町商工会のすぐ近くにあったのですが
2015年6月に今の場所に移転。
ショッピングセンターララの
NTT側入り口のすぐ横です。
駅から徒歩1分の好立地。
石門を入ると、手入れの行き届いた日本庭園、
池には品のいい鯉が優雅に泳いでいます。
ワクワク~!
なにわ茶屋さんの、ひとつひとつが丁寧につくられた旬の食材のお料理と一緒に
お酒を飲むことを楽しみにしているリピーターも多く、
私の周辺ではおいしいお店と評判なのです。
この日のお料理の一部・・・
糸瓜・ゴーヤ・かきのもと
きのこ焼びたし
トマト・冬瓜・なす・みょうが・おくら・かつおだしのジュレ
お酒がすすみます~♪
途中から、写真を撮るのも忘れて
食べたり飲んだりに夢中になってしまったのですが
このあと出てきた
のど黒の焼き物も
うなぎごはんも
最高に美味しかったです~!
お料理を作っている
若旦那様、奥野直人さんにお話を伺うことができました。
奥野さんはなにわ茶屋の3代目。
沢山の人から支持されるお料理の技術をどこで会得したのでしょうか?
奥野さんのこれまでの料理人生をお聞きしました。
幼稚園の卒園アルバムにすでに料理人になると記し、
高校卒業後、料理の専門学校へ進学。
卒業後は都会で修業を積もうとしていた、
そんな矢先に2代目であったお父様が病に倒れてしまったとのこと。
急遽、家業を継ぐため家に入ったのち、
ほとんど実践も積まないうちに
ほどなくしてお父様が他界してしまったそう。
奥野さんがまだ20代前半の時。
この状況をみて心配してくれた市場の先輩が、
ある重要人物に、「なにわ茶屋を見に行ってやって」と頼んでくれたとか。
その、ある人とは
当時、旅館 龍言の板長をされていた「岸上孝義さん」。
包匠師範の称号を持ち、
その高い能力をかわれて、全国各地で活躍する実績を持ち、
天皇陛下にお料理の献上もされたという超一流の料理人。
奥野さんのお父様と岸上さんが親しかったわけでもなく・・・
お父様が生前、岸上さんに頼んだというわけでもなく・・・。
どういうわけだか、その時から、岸上さんは
龍言での仕事を終えると、なにわ茶屋に来ては、
奥野さんたった一人のために和食の基礎を徹底的に教え始めてくれたそうです。
奥野さんは不思議なご縁だと感じているといいます。
3年目からは、なにわ茶屋の板前として来てくれるようになり、
朝は市場で仕入れの指導、
仕込みは、はも、すっぽん、あんこうなど、ありとあらゆる食材に触れさせてもらい、
徹底的な和食の基礎指導をいただいたそうです。
厳しい師匠からは口だけでなく手や足が出ることもしばしば。
「言って聞かせるというよりも、失敗させて体で覚えさせるタイプでした。
今はわからないかもしれないが、後でわかる。と何度も言われました。
何百人もの弟子を指導してきた方だから、私の性格をよくとらえていて、
どうやったら私が動くかというのもわかっていたのだと思います。」と奥野さん。
朝の仕入れには師匠よりも早く行っていようと毎日気を張って
さらに
一度に70匹以上の小鯛をひたすらおろす、
一度に10匹近い鱧の骨切り(1㎜以下の間隔で包丁を入れていく高度な作業)をする、
などが課せられ、地道な下積み生活が続き、
当時は
「円形脱毛症になりました(苦笑)。」と奥野さん。
岸上さんからは、結果、8年間もの間指導をいただき、
数年前に岸上さんは他界されたそうです。
なにわ茶屋の新しいお店には、
岸上さんが包匠師範であることを証明する証書が飾ってあります。
岸上家ではなく、なにわ茶屋にです。
それは、岸上さんの最後の弟子、奥野さんが、
岸上さんからのお墨付きをいただいた証でもあります。
「岸上さんから教わったのは徹底的な料理の基礎です。
ですから、京料理などは教わっていません。
僕ができることは、当たり前のことを、当たり前に続けること。
美味しいものをつくりお客様に喜んでほしいだけです」
お話を聞かせていただいたこの日も、
お料理は仕込みが重要と、朝の仕入れが終わり、
日中は黙々と厨房で作業をしていました。
身近なファンに聞くなにわ茶屋さんのいいところは
・酒飲みの心をわかっている「おいしいものを次々に」がうれしい
・客によって融通がきくメニューが助かる
例)県外のお客様のおもてなしと伝えると山菜や地の料理を提供してくれ喜ばれる。
地元の人には、山の人にとってごっつぉの新鮮な刺身を(佐渡の寒ブリ、のどぐろなど)用意してくれたり、洋のテイストも入った創作料理、和牛などいろいろなお料理が出てきて楽しい
・地酒をそろえている
・なんといっても手間ひまかけたお料理がおいしい!
などなど。
季節ごとに決まった料理を一定期間繰り返し提供するスタイルではなく
奥野さんは、お客様が、ビールを召し上がっているのか、
日本酒を召し上がっているのか、
そんなことにも気を配りながら、その都度提供する料理を変えているのだそう。
「酒飲みの心をわかっている」というファンのコメントもうなずけます。
新しいこのお店、
実は、十数年前に師匠の岸上さんが、
「立派な庭と池と駅に近い立地、ここで料理屋をやったらいいだろうな。」
と語っていたそう。その時は料亭ではなく、個人のクリニック兼自宅。
十数年前の岸上さんの言葉を覚えていた知人が、
物件が売りに出るという情報をいち早く奥野さんに教えてくれたそう。
なにか天命のようなものを感じる奥野直人さん(36歳)、
ますますの活躍が楽しみです。
なにわ茶屋では、セレクトするメニューもありますが、
おすすめは、やはりおまかせのコース(2000~4000円)。
3日前までに予算を伝えて予約をいれれば完璧。
「お客様に喜んでもらいたいので、要望はどんどん言ってください。
女性なのか、男性なのか、何歳くらいの方か、お酒をたくさん飲みたいのか、
お腹いっぱい食べたいのか、地元の人か、県外の人かなどを
予約の際におっしゃってください。
お客様の立場になって料理を考えます。」と奥野さん。
お問合せご予約はこちらへ。
■なにわ茶屋
新潟県南魚沼市六日町92-6
六日町駅東口から徒歩1分(ショッピングセンターララの裏手です)
営業時間:17:00~23:00(LO.22:30)
※事前の予約がおすすめです
※完全予約制でランチも可。結納・法事・顔合わせなどにも。
カウンター 7席 小上がり 5卓
奥座敷(仕切りで個室にも、大部屋にもなります。
庭を望む落ち着いた空間です)4~30名くらいまで
TEL:025-772-3787
記:勝又沙智子
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