はじめまして
南魚沼で地域の観光ガイドをベースに、現在は観光協会が主催している
『名工・石川雲蝶の作品をじっくり堪能するバスツアー』
の専属ガイドをしています、中島すい子と申します。
【石川雲蝶】を、世に広げ、全国区デビューさせることを
最終目的として、活動しています。
そんな話をしたら、『ここに載せてください!』と、初代のリーダー
小林昌子さんに提案していただき、ゲストとして投稿させていただきます。
時々、お邪魔しますのでお付き合いください。(*^_^*)
【石川雲蝶】は、まだ知名度が低く
一昨年、生誕200周年の節目の年を迎えて、ようやく世間で興味をもって
もらえるようになりました。
「聴いたこともない!」なんて、言葉も聴こえてきそうですが、
越後のミケランジェロと言った方が分かりやすいかもしれませんね。
幕末の彫り物師で、今生きていれば202才になります。
この越後に、およそ1千点ほどの作品を作り置きして、
明治16年5月に70才の彫り物師としての人生を閉じています。
神様から愛され続けた男と言われたイタリアのミケランジェロに、勝るとも劣らない
「越後のミケランジェロだ!!」と
豪語したのは古美術鑑定士の中島誠之助氏です。
私の叔父に当たります!(・・・真っ赤なウソですが)
石川雲蝶の代表作は、大浦の開山堂がある西福寺、
そして堀之内の根小屋にある永林寺といわれていて、皆さん殆ど、これだけを目指して、
遠くからスタコラサッサとやってきます。
そして息をも止めるほどの感動を受けて、お帰りいただくんですが
代表作だけではなく、未だに皆さんがお目にかかっていない一般の民家に、
雲蝶が作り置きした、人となりが垣間見えるような作品が数多く残されているんです。
そんな中で、あまりにも幻想的な魅せ方を目の当たりにして、
しばらく呆然としてしまった、素晴らしい作品をご紹介いたします。
これは、一般のお宅の欄間にあったものです。
二つの部屋を仕切り、襖を入れてその上にこの透かし彫りの欄間です。
夜、襖を閉めて片方の部屋を真っ暗にします。
もう片方の部屋は逆に明かりを煌々とつけて、真っ暗な部屋から欄間を見ると
どのように見えるかというと・・・そうなんです。
こんなふうに見えるんです。
普通に観た場合と、夜、明かりを道具にして観た場合の
まるで生き物のように躍動感のある鯉が、力いっぱい波の間を泳いでいるんです。
感動的な魅せ方です。
こんな魅せ方を160年前には、すでに心得ていたんだと思うと、
豊かな感情と神業的な腕を持つ石川雲蝶という人物を放っておくのは余りにももったいない!
そう思い、代表作の素晴らしさは多くの雲蝶ファンが絶賛してくれますので、
別の視点から現在小さな集落にひっそり守られている、このような作品を掘り起こしながら、
同じ雲蝶が手掛けた村人との交流の中で作られた作品に、
陽の光を当ててやりたいと思っています。
持ち主の許可をいただけた作品は、
講演会で会場に移して、参加した皆さんでじっくり真近かで鑑賞していただいています。
昨年から有志3人で(30人ではありません。3人・・・)立ち上げた南魚沼雲蝶会が、
石川雲蝶を紹介する公式ブログを公開しました。
毎週水曜日に更新しています。時々覗いてみてください。
http://uncho-kai.seesaa.net/
過去に女子力HPのブログでご紹介していただいた記事はコチラ
【中島すい子著「私の恋した雲蝶さま」】
【越後のミケランジェロ 石川雲蝶】
【石川雲蝶巡り~!】
石川雲蝶に興味がある方はぜひ、公式フェイスブックもご覧いただけると幸いです。
https://www.facebook.com/%E5%8D%97%E9%AD%9A%E6%B2%BC%E9%9B%B2%E8%9D%B6%E4%BC%9A-1558279987825781/?fref=ts
では、また。(*^_^*)
記:中島 すい子
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昔の灯りロウソクや囲炉裏の灯り等ではもっと幻想的かつ躍動感が出そうですね。
小野 定男 さま
コメントありがとうございます。
おっしゃるように江戸時代は、当然電気の明るさはなく、おそらくぼんやりとした蝋燭や行灯の明かりだったのだと思います。さぞ幻想的な美しいものだったのでしょうね。
中島 すい子