津南の地酒蔵 苗場酒造

 

こんにちは!廣田誠です。

みなさん「苗場山」と聞くと何をイメージされますでしょうか?

やっぱり日本百名山の苗場山でしょうか?

数年前までは自分もそうでしたが、

いまでは真っ先に日本酒の「苗場山」が頭に浮かびます。

南魚沼郡市には「八海山の八海醸造」「鶴齢の青木酒造」「高千代の高千代酒造

「上善如水の白瀧酒造」と有名な銘柄を造っている地酒蔵が4蔵ありますが、

石打から車で40分ほどのお隣にもいくつか酒蔵があります。

 

苗場山を造っているのは以前「瀧澤酒造」という蔵名で知られた酒蔵です。

4年ほど前に後継者問題により閉蔵となってしまいそうなところ、

私の勤務する会社のグループとなり、「苗場酒造」と社名を変更し酒造りを行っています。

 

苗場酒造も苗場山もご存知ないという方がほとんどかと思いますので、

今回はすこし紹介させていただきます。

 

場所は豪雪で知られる津南町の中心に位置します。

南魚沼も豪雪地として有名なわけですが、さらに深い雪が降るエリアです。

秋山郷へ向かう交差点の所と言えばお分かりになるかもしれません。

 

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こちらが現在の外観です。

2年ほど前に玄関と事務所、売店部分をスケルトンリフォームしました。

売店では津南町限定酒や前掛け、手拭い、お猪口などのオリジナルグッズも販売しています。

 

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窓の外まですっぽりと雪に覆われる蔵の中はかなり冷えます。

造り蔵は昔から変わらぬ木造で、隙間風が起こらないほど雪に囲まれます(笑)

魚沼は10月の新米、11月の新そばに続き、

12月頃から新酒を楽しむことができる贅沢な土地です。

この冬の間に様々な銘柄の新酒が醸され味わうことができるのです。

この土地の日本酒造りは主に寒造りと呼ばれ

低温で管理することが多い造りの行程に適しています。

日本酒は酒米を洗い、浸し、蒸し、麹菌を植え、酵母と合わせて発酵を促します。

そして杜氏が醪の様子を確認して搾ります。

この搾り以外の作業がほぼ毎日繰り返されます。

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苗場酒造は昔ながらの小さい蔵ですので、かなりの部分を手作業で行います。

角度の急な狭い階段を使い掛米を2階へ運びます。

普段は普通のお爺ちゃんですが、仕込みの時の背中は格好良いです!

 

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こちらは甑(こしき)と呼ばれる大きな釜で酒米を蒸す蒸米(じょうまい)。

蒸米は酒造りの期間ほぼ毎日行われます。

その年の蒸米が終了する時にこの甑を横にして洗うことから甑倒し(こしきだおし)と呼び

蔵人の宴会が開かれます。

以前、声を掛けていただき参加させてもらいました。

皆さん純米大吟醸などの高級酒を楽しむのかと思っていましたが、

蔵人が好む酒は本醸造や別撰でした。

理由はずっと飲み続けることができるからだそうです。

やはり皆さん根っからの酒飲みです(笑)

 

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蒸しあがった熱々の米を皆んなで運び、広げてすぐに冷まします。

この米が熱いんです!!

適温まで冷ましたら、麹菌を植えるため、麹室(こうじむろ)へ運び入れます。

 

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こちらは種づけした酒米をひっくり返す切り返し。

端から丁寧に丁寧に行います。

 

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静かな酒蔵でじっと出番を待つ掛米たち。

 

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昔ながらの開放樽。

中では発酵により二酸化炭素が充満しているので落ちたりしたら大変です!

 

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そして搾りたての日本酒が勢いよく出てきます。

これをすくって飲めたらどれだけ幸せでしょうか!

これは正に蔵人しか飲めないできたての日本酒です。

今期はこの搾りたての酒をそのまま瓶詰めした「上槽無濾過生原酒」という

日本酒も販売しています。

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そして詰めが少ない時はラベルも手張り。

昔ながらのヤマト糊です(笑)

 

いかがでしょうか?

苗場山に興味をもっていただけましたでしょうか?

「苗場山」の伏流水から生まれる「苗場山」は

芳醇で旨味のある日本酒を目指しています。

せっかく近隣に酒蔵がたくさんありますので、

この新酒の季節に味比べはいかがでしょうか?

 

あとイベントのご紹介。

今年もにいがた酒の陣が新潟朱鷺メッセで開催されます。

3月11、12日の二日間。

 

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苗場酒造も参加するのですが、年を追うごとにもの凄いイベントへ成長を続けています。

来場者の日本酒へかける意気込みは相当なものがありますよ!

まだ未体験という方はぜひ一度参加してみて下さい。

日本酒好きの友人が多数増えることになると思います。

 

そして、同日で残念ですが、3月11、12日は第10回苗場酒造蔵まつりも開催します!

 

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酒粕詰め放題や、酒粕で仕込んだおでんの販売。

2,000円以上のお買い上げで参加できる輪投げチャレンジなどなど、

内容盛りだくさんですので、酒の陣は遠くてという方はこちらをどうぞ!

11日は津南雪まつりも開催されます。

 

いろいろと宣伝のように書き連ねましたが、いかがでしたでしょうか?

「あー日本酒飲みたいなー」と思っていただければ幸いです。

 

最近は少し日本酒ブームを感じていますが、まだまだ日本酒は苦手。

という方が多いのではないでしょうか?

実は自分も数年前まではビール一筋で日本酒の味はよくわかりませんでした。

ただ、和食の美味しさに気がついた時。

食事と高め合い美味しくなる日本酒が大好きになりました。

まずは好きな肴を見つけるとよいかもしれませんね。

 

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そんなこんなで今晩も苗場山で晩酌いただきます!

 

記:廣田 誠

 

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苗場酒造株式会社

http://www.naebasan.com/

 

にいがた酒の陣2017

http://sakenojin.jp/

 

第41回 津南雪まつり

http://snowfes.info/

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