駅徒歩5分の必訪問場所!普光寺

 

ブログをご覧の皆さんこんにちは。

南魚沼出身・東京在住の南雲祥代です。

南魚沼もいっきに花や緑が顔を出し始めたことと思いますが、

皆さん桜も楽しまれたでしょうか?

 

今日は浦佐の普光寺のお話をしたいと思います。

 

まだ雪が多く残る3月中旬のことですが、

「南魚沼のお宝巡り」の1つとして普光寺を訪問させて頂き

ご住職の樺澤様からとても貴重なお話を聞かせて頂く機会がありました。

地元の事ながら知らないことも多く、

この普光寺にもたくさんの宝物がありとっても感動をしました。

 

普光寺と聞くと、「裸押合い大祭」が思い浮かんだり、

「毘沙門様」「毘沙門堂」の呼び方の方が馴染みがあるという方も多いかもしれません。

 

普光寺は、毘沙門天を祀るお堂(毘沙門堂 )の別当寺として建てられたお寺です。

入口の山門を抜けると長い回廊があり、回廊の先に毘沙門堂、宝物殿、

普光寺本堂と続き、それぞれの建物は渡り廊下でつながっています。

回廊の途中には石仏像としては日本最大級と言われる

「不動明王像」と「うがい鉢」があります。

この「うがい鉢」は 大崎・坊谷山の岩から削り出され、

女性信者の髪の毛を繋いで引っ張って持ってきたといわれているそうです。

裸押合い大祭の水行で使われていますが、とても大きな鉢ですから、

どれほどの人の手でここにあるのかと考えると背筋が伸びてきますね。

 

★裸押合い大祭はブログでも折に触れてご紹介させて頂いています。

http://www.joshi-ryoku.jp/index.php?id=70

http://www.joshi-ryoku.jp/index.php?id=155

http://joshi-ryoku.jp/blog/?p=37626

 

毘沙門堂は西暦807年に坂上田村麻呂が国の安泰の為に創建したとされています。

毘沙門様は仏教の守護神で、四天王では北の方角を守護する神様。

東の持国天・南の増長天・西の広目天・北の多聞天と

四天王が揃っているときは「多聞天」、

多聞天単独で祀るときは「毘沙門天」と呼びます。

忿怒の表情(悪を降伏し、威圧する表情)で甲冑を着ており、

戦いの神・守護神として戦国時代には上杉謙信公や

上杉景勝公が祈願に訪れたと言われています。

上杉謙信公が残したとされている文書を拝見させて頂きましたが、

教科書で見るような「歴史上の人物」がリアルに体感された瞬間でした。

 

宝物殿をはじめ普光寺では、 全国的に見ても非常に珍しいと言われている

常瞿梨童女(じょうぐりどうにょ)の像だったり、

江戸時代中期の書家・三井親和の屏風などを拝見させて頂きました。

 

※常瞿梨童女は、観音菩薩の化身で衆生の諸毒を除くとされており、

昔むかしにこの地域でツツガ虫によって亡くなる人が

多かったために祀られるようになったものだそうです。

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毘沙門天は、お寺のご住職一世一度限りご開帳が許されています。

前回のご開帳は1998年。

次回のご開帳はいつになるかわかりませんが、

ご開帳の際には是非ともお目にかかりたいと思いました。

 

そして山門がまた素晴らしいのです。

 

西暦1831年に2階建ての山門が建てられました。

総ケヤキ造りで、釘は1本も使われていません。

日光東照宮・陽明門を模して造られており、

測量機器も十分でなく当然カメラもない時代です。

職人たちは知恵と経験と職人技をどれほど駆使したのでしょうか。

山門を見上げただけで込み上げてくるものがあります。

 

山門の楼下天井には 江戸下期を代表する絵師

谷文晁師の「八方ニラミの龍」双龍図板絵 が描かれています。

また、現在一般公開はされていませんが、

山門2階部分には毘沙門天の28使者像が奉安されています。

これは全国的に見ても非常に珍しいものなのだそうです。

28使者は不老長寿や五穀豊穣などどんな願いも叶えてくれるのだとか。

そして天井には、色鮮やかな23枚の天女の舞絵姿 、

周りの壁面にも「釈迦出山の図」と「十六羅漢修行の図」。

これらは江戸中後期の仏画師「板谷桂舟」の傑作と言われていて、

その歴史を解き明かそうと現在も研究が進んでいます。

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★普光寺についてはこちらもどうぞ。

http://joshi-ryoku.jp/blog/?p=6925

 

研究や保護のため今は人の目に触れることはありませんが、

またいつかこれらの宝物がたくさんの方に見て頂ける日が来ることを願っています。

 

山門に纏わる逸話を1つ。

山門の2階には扉があり、その扉を開けると枠のちょうど真ん中に

元旦の初日の出が見えるように造られているそうです。

日の光が入ると、光は敷地内を走り途中で屈折して、

普光寺本堂の御前立本尊に届くようになっているとか。

おそらくその光景を見たことがある人は現在いないと思われますが、

南魚沼に七不思議があるとしたらこの現象は間違いなくその1つとなるでしょう。

 

館内を拝見させて頂いたあと、ご住職からいろいろなお話を聞かせて頂きました。

これらの歴史や宝物を守り伝えていこうとするご住職や

地域の方々の心や想いの暖かさに心が震えました。

 

浦佐駅から徒歩5分と好立地。

ぜひたくさんの方に知ってほしい場所です。

 

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≪吉祥山普光寺≫

http://www.bisyamonnosato.com/top.html

所在地:南魚沼市浦佐2495

交通アクセス:関越自動車道六日町ICから車で約15分/

大和スマートICから車で約5分/JR上越線浦佐駅から徒歩で約5分

拝観料等:内陣参拝及び寺宝館は1人300円/団体(15人以上)は1人250円

拝観受付:9時30分~16時30分

駐車場 :有り

問合せ先:025-777-2001

 

記:南雲 祥代

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