雪中の幽霊と関山の毛塚

 

こんにちは、上村絵美子です。

H28年の2月、しおざわ雪譜まつりで歌舞伎公演が行われるということで、

「雪中の幽霊」という昔話をご紹介いたしました。

その時のブログはこちら↓

今週末はしおざわ雪譜まつり!

 

「雪中の幽霊」は塩沢出身の文人、鈴木牧之が著した『北越雪譜』に

描かれている話の一つで、旧塩沢町の石打地区に伝わる昔話です。

あらすじは…

 

石打地区・関山には魚野川に架かる「五十嵐(いからし)橋」というつり橋があり、

昔、冬には足元を誤って川へ落ちて無くなってしまう方もいたそうです。

ある日、源教(げんきょう)というお坊さんが、供養のためにつり橋のそばで

お経を唱えていると、女の幽霊が現れ

「誤って川へ落ちてしまったが、髪があったままでは成仏できない。髪を剃ってください。」

とお願いをしました。

源教はその願いをかなえるため、幽霊の髪を剃ってやり、幽霊は姿を消しました。

 

ここまでが「雪中の幽霊」のお話です。

このお話には続きがあり、

源教が幽霊の髪を剃った際、証拠にと数本の髪を手元に残したところ

幽霊は成仏しきれず再度現れたため、村人達で百万遍念仏を行い、

五十嵐橋のたもとに髪を埋め、「毛塚」を立てて供養をしたところ、

幽霊は再び現れることはありませんでした。

これが「関山の毛塚」というお話です。

 

話に出てくる五十嵐橋は現在も残されていて、冬の五十嵐橋はこんな感じ。

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ですが、「毛塚」をまだご紹介していませんでしたので、

雪解けを待ち、「毛塚」へと行ってきました。

毛塚は石打丸山スキー場内にある「大儀寺」というお寺の墓地の中にあります。

もともと、墓地は五十嵐橋の近くにありましたが、

昭和62年に現在の場所に移転されたそうです。

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こちらが「毛塚」。

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塚には文字が書いてあったようですが、風化してしまい読めませんでした。

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そばには石碑があり、毛塚の由来が紹介されています。

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南魚沼にも様々な昔話や伝説がありますが、こういったものが残されていると

実際にあった話だったのだということを実感します。

ちなみに、大儀寺の近くからは南魚沼の展望も楽しめますよ!

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北越雪譜などに残されている地域の昔話は様々なものがありますが、

今後も少しづつ紹介していけたらと思っています。

 

 

《大儀寺》

新潟県南魚沼市石打2272

 

記:上村 絵美子

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雪中の幽霊と関山の毛塚 への4件のフィードバック

  1. 上村孝之 のコメント:

    北越雪譜にでてくる話で
    「ふぶき」
    「熊に助けられた話」
    「雪中の幽霊」
    と、多分もう一つくらいあるんですが…題名を忘れました。
    紙芝居があります。
    30年くらい前に今は廃園となった吉里保育園の卒園生が
    その保育士と一緒に作りました。
    ちなみに私は「熊に助けられた話」の作者です。

    • 上村 絵美子 のコメント:

      上村孝之さま

      コメントいただき、ありがとうございます(^^)
      北越雪譜に残されている地元のお話をもとに
      地域の子どもたちが紙芝居を作る・・・
      とっても素敵ですね!!
      「熊に助けられた話」もなんだかほのぼのして
      私の好きなお話の一つです。
      機会があれば、その紙芝居を見てみたいです(*^^*)

      上村 絵美子

  2. くわはらともこ のコメント:

    コメント失礼致します。
    昔、私が小学3年生くらいに日曜の夜に放送されていた、
    まんが日本昔ばなしと言うアニメでリアルにこの放送を見ました。
    魚野川と言うキーワードが出てきた為によく覚えております。
    まさか実家付近のお話がアニメになるとは当時はビックリしました!
    本当に貴重なお話でしたね。

    • 上村 絵美子 のコメント:

      くわはらともこ様

      コメントありがとうございます。
      地元に伝わるお話がアニメを通じて全国の子供たちに知っていただけたと思うと、なんだかとても嬉しく感じます。
      このお話を取り上げて、放送してくださったスタッフの方々に感謝ですね。
      こちらのブログでも、地域に残る伝説や昔話なども紹介していけたらと思っています。

      南魚沼市女子力観光プロモーションチーム
      上村 絵美子

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