てんぐさまのおはなし

 

こんにちは、理容富士の細矢建です。

今回は、1月の「御日待ち」に続き、

我が家の年中行事の一つ「かしわざん」のお話です。

 

我が家では毎年6月になると、群馬県沼田市の

迦葉山弥勒寺(かしょうざんみろくじ)に参拝に行くんです。

“南魚沼市”女子力観光プロモーションチームのブログなのに、

群馬?と思うかも知れませんが、

「近くの神様より遠くの神様」という事でしょうか、

南魚沼地域の多くの人たちが信仰して足を運んでいるんですよ!

若い人にはピンとこないかもしれないですね(笑)

正式には「かしょうざん」ですが、

この辺では「かしわざん」と呼んで親しまれていますね。

こんなステッカーを見たことがありませんか?

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こちらはあるホームセンターの駐車場で見つけた軽トラの後ろです。

なんと2枚も貼ってありますね。

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ただ、最近は少なくなってきましたよね。

信仰されていた方々が高齢化して、次世代に引き継がれていないんでしょうか。

20年位前までは「〇〇講」というグループを作っていて、

バスで1泊で参拝に行ったんです。

最近はそんな話も聞かなくなりました。

自然消滅か解散しちゃったんですかね。

皆さんのお宅にもこんなお面が神棚に飾ってありませんか?

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そうです、迦葉山は天狗のお寺なんです。

迦葉山弥勒寺は高尾山薬王院、鞍馬寺と共に

日本三大天狗のお寺の一つとされています。

迦葉山は曹洞宗のお寺で、

永い歴史の中で天狗を信仰の素として祀るようになったようです。

すみません、詳しくは迦葉山ホームページのこちらをご覧ください↓

http://www.kasyouzan.jp/engi.html

 

私もお寺なのか神社なのか山伏なのか?何なんだろう?と思っていたんです。

曹洞宗で天狗を祀っているお寺だったんですね

(天狗の他にも幾つかご本尊があるようです)。

お坊さんの頭ってツルツルだったり五分刈りだったり長髪だったりしますよね?

私はそれって宗派によって違う様な気がするんです。

真言宗は五分刈り、浄土真宗は長髪、

臨済宗や曹洞宗のお坊さんはツルツルの印象があるんですが、

迦葉山のお坊さんもツルツルなんです。

きっと曹洞宗のせいでだと勝手に納得しています(笑)

 

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では迦葉山に向けて出発です。

沼田から巨大ロウソクの案内に従って進みます。

そしてここが最後の分岐です。左へ入るとそこからは上り専用になります。

こちら最終茶屋「たじまや」さんです。我が家は必ずこちらでお面を購入します。

なぜ「たじまや」かというと、こちらの先代が塩沢の泉盛寺の出身らしく、

私はお面を購入する際に塩沢から来た!と一言添えるようにしています。

すると、何かおまけをくれることがあるんですね(笑)

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ここで、車を停めて少し散策して欲しいんです。

ここから参道が始まりますが、立派な山門がありました。

実はわたしも初めて見ました。阿吽の仁王像も立派です。

昔の人はここから歩いて登ったんですね。今は遊歩道になっているようです。

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暫く進むと慈愍門(じみんもん)があります。遊歩道の案内看板があります。

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細い道をどんどん登っていくと、いよいよ到着です。

出迎えは聖観音菩薩像(ご本尊の一つ)です。とても大きいです。

そして、先ほどの参道(遊歩道)のゴールです。

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御籠堂(講・団体の人達が泊まる。この日も東京練馬から講のバスが到着していました)、

祈祷受付所・中雀門(くぐって御山へ向かう)

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本堂。

私達はご祈祷を待つまでの控室として利用しているんですが、

奥には立派な本堂があります。

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ここで、昔から塩沢の人達は迦葉山を信仰してたんだなぁ!と

思わせるものを見つけました。

本堂を入った上に大きな名前の入った物が掲げてあります。

これは、昭和20年代からの御奉納された内容とその名前が書いてあります。

その右から4番目、『昭和28年8月、木花、金七萬円、新潟県塩沢町、小野澤ヨキ』とあります。

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いよいよ拝殿です。ようやく天狗の登場です。

こちらの天狗は日本一で顔の丈、6,5m、鼻の高さ、2,8mです。

近くで見るとその大きさに圧倒されます。

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拝殿の正面に賽銭箱、左にお返し面、右にお借り面の棚になっています。

迦葉山では、家から持って来たお面と下の茶屋で購入した新しいお面を

お返し面の棚に並べて返します。

そして、お借り面からご祈祷済みのお面を家に持ち帰ります。

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お守りも幾種類も売っていて、小さい天狗は「身代り天狗」といって

財布の中に入れたり身に付けたりしていると、

何かあった時に身代りになってくれるお守りです。

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我が家ではご祈祷をしてもらいます。

拝殿の奥でご祈祷は一日に数回行われますので

その時間に合わせて受付所にてご祈祷をお願いします。

奥殿にてお坊さん数人でのお経・ご祈祷は迫力がありますよ。

そしてこの時も南魚沼市の方がご一緒でした。

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お札とお神酒、供物(葛粉菓子)をいただいて帰ります。

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一般的にはここまでですが、私は数年前に迦葉山頂上(1332m)に登ったことがあるんです。

その途中にある和尚台という巨大岩があります。下の駐車場からも見えるんですよ。

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(沼田市観光協会HPより)

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YAMAKEI  ONLINEより)

 

鎖を使って垂直に登るような巨大岩なんですが、

私はその当日は雨上がりで濡れていたこともあり回避しました。

一人登山でしたので。その岩の元には奥の院という祠があります。

こちらでも修行されたんでしょう。大分古くて朽ちています。

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その脇には「胎内潜り」という岩の隙間があります。

そこも鎖を使ってやっとの思いで登ります。その中にも、小さな祠がありました、

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どうでしたか?さすがに頂上まで登ろうって人は少ないかもしれませんね(笑)

 

皆さんのお宅の神棚に何年も前の天狗のお面がありませんか?

信仰心は薄れてしまっても、

遠くの神様としての天狗信仰があったお宅ということでしょう。

ドライブがてら天狗のお面を新しいものに掛け替えに出掛けてみてはいかがですか?

 

 

《迦葉山弥勒寺》

群馬県沼田市上発知町445番地

TEL 0278-23-9500

HP http://www.kasyouzan.jp/

 

記:細矢 建

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