杜氏のおはなし

こんにちは。青木酒造の阿部勉です。

 

突然ですが、酒造りを行っている従業員を

弊社では蔵人(くらびと)と呼んでいます。

おおむね全国でもそう呼んでいる酒蔵が多いと思いますが、皆さんご存知でしたか?

その蔵人のトップを杜氏(とうじ、とじ)と言います。いわゆる監督です。

現在ではだいぶ減ってきているようですが、

昔の酒造りは主に季節労働の出稼ぎの仕事で、

農家や漁師さんなどが冬期間の仕事ができない季節に酒蔵に入り、

期間中は住み込みで酒造りを行っていました。

弊社も前任の杜氏まではこのような体制でしたが、

今は杜氏、蔵人共に年間雇用の社員体制となっています。

 

さて、現在の青木酒造の杜氏は今井隆博といいます。

南魚沼出身で、40年以上弊社に勤め、

酒造り歴も20年以上のベテラン社員です。

社員ではありますが、杜氏という役職で、

現在は小千谷杜氏組合にも属しています。

(小千谷杜氏組合とは、古くは小千谷に優れた杜氏、

蔵人集団があったため、その歴史と技能を引き継ぐべく

集まった魚沼地区の杜氏組合です。)

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その小千谷杜氏組合が主催する第60回自醸清酒品評会が、

4月17日に小千谷市で開催されました。

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この品評会は、小千谷杜氏組合に在籍している杜氏が

自ら醸した酒を持寄り、5名の専門審査員の方々から

利き酒をしてもらい採点していただきます。

今回は12蔵60種類の酒が集まり、南魚沼からも

弊社の他にもうひと酒蔵の酒が出品されてました。

60種類の酒は1審(予選)と

1審を通過した酒を再度採点する2審(決勝)の

2回の採点の合計で順位が付けられます。

舌に神経を集中させ、味、香り、そのほかの様々な香味成分の

バランスなどを採点していく、結構大変な作業です。

審査の後、私も全60種類利き酒しますが、

どれも甲乙つけがたい味わいでありました。

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さて、即日審査発表となり、結果は、

有り難いことに今井杜氏が醸した鶴齢大吟醸が

小千谷市長賞(第1位)を受賞させていただきました。

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今井杜氏は今年4月の誕生日で満60歳、

この品評会も同じく60回目という事で、非常に喜んでいました。

今井杜氏いわく、前杜氏がよく言っていたことは

「酒造りは毎年が1年生。

今年の米、気候、環境がすべて去年と違う中での酒造りなので、

去年と同じ作業は一つもない」と言われたそうです。

今年のこの酒造りも一筋縄ではなかったようで、

今までの杜氏としての酒造りの中で一番大変だったと言ってました。

その中でこの賞を頂けたことは嬉しく、

また酒造りに携わる者の醍醐味でもあるのかもしれません。

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この酒と同スペックの酒は

6月1日に「限定 大吟醸生詰原酒 牧之」として

限定1000本発売されます。

よろしけばお買い求めいただき味わっていただければ幸いです。

生詰牧之720
 

これからも皆様に美味しいと言っていただける酒を造り、

皆様にお届けできるよう杜氏、蔵人、社員一同精進いたします。

 

 

記:阿部 勉

 

青木酒造 株式会社 HP

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