平成最後の夏祭り 大前神社例大祭

 

お盆が過ぎてもまだまだ暑さが続いていますね、

サポーターの田中せつ子です。

お盆の真っ最中の8/15は旧大和町大崎地区で

大前(おおさき)神社例大祭が行われ、

今年はいつにも増して熱く盛り上がった祭りとなりましたのでご紹介します。

 


こちらがお祭りのチラシ、

今年は宵晩から豪華な奉納演芸となりました。

まずは歴史ある新潟県指定無形民俗文化財の「大前神社の翁式三番」、

可愛い小学生達の柳古新田子ども太鼓(この太鼓が祭りのお囃子です)、

実力派ドレットノーツの懐かしいフォークソング、

そして今話題の中澤卓也歌謡ショーです!

若者世代から元気な中高年まで広い世代の人気者。

そして8/15の夜は、高校生ダンスにバルーンJIN、

葉月みなみ歌謡ショーの後にノブ&フッキーのものまねと

盛沢山の大盤振る舞いです。

 



お祭は8/13朝の準備から始まります。

(夕方は墓参りです)

私の家の前の柳古新田観音様に集合し、集落内の飾りつけを始めます。

若手の人材は大前神社で祭準備と二手に分かれましたが、

途中で雨にうたれてしまいました。

 

今はこの地域に柳古という地名は無くなり柳古新田だけが残っていますが、

住所の殆どが我が家のように大崎番地です。

魚野川の氾濫で段々高台に上がって、柳古新田のみが残ったと聴いています。

大崎は八海山の麓から段々下に広がり、

今や大崎と柳古新田の境が分らないほど家が隣接していて、

柳古新田というより大崎新田というのが実態になっています。

 

大前神社の創立は806年で

その後、京都伏見の稲荷総本社から御分霊を受け、

正一位大前神社となりました。

そして1744年からお神輿巡行が始まったと伝えられ、

274年の歴史あるお祭りです。

私の母は城内生れですが、

この大前神社の盛大なお祭がある地に嫁に来て嬉しかったと

生前に話していました。

行政区は違いますが、古くから一緒に行う祭だったのでしょう、

ですから柳古新田も飾り付けをしますし、お神輿巡行も回ります。

 


8/14の夕方は牧之通りで雨に濡れましたが、

大崎に帰ったらこちらは道路も濡れてない。

さあ18:30からの宵宮御祈祷へ。

大前神社も祭準備が整って、出店も始まっています。

 



神社の中央にお神輿もスタンバイ済みですが、

そこには「絶対触らないように」との張り紙。

お神輿係だけが丁寧にお神輿を磨いています。

そして、この神社の中には大きな古い絵が飾られています。

 


中でもこの鬼の絵は大迫力!

昔この地域に鬼が出て悪さをするので、

ある若武者が鬼退治に行き鬼の腕を切り取ってきたら、

その夜今度は鬼が自分の腕を取り返しに来たと聞いています。

保育園の頃のうろ覚えなので正確な物語は分りませんが、

保育園の遠足でここに来ても怖くて中には入れませんでした。

やっと今はじっくり見ることができるようになりましたが、

家に鬼が来るという恐ろしさは忘れられません。

 


翌日の大祭で神輿の上に飾る鳳凰が銜える稲穂と、

御神楽が二体祭られています。

山田神主様の御祈禱と御祓いを一緒に受けました。

(参列者は飛び回るアブが気になって…)

 


清まったところでいよいよ宵晩舞台が始まりました。

まずは格式高い「翁式三番」の奉納上演です。

千歳・翁・三番叟が次々に舞うおめでたい曲なので、

必ず最初に幕開け儀式として上演するそうです。

力強く足拍子をつけ、土地の霊力を高め豊穣を祈り

地下の悪例を踏み鎮める神聖な能楽です。

翁を舞う能役者は一週間精進潔斎する特別な曲との事。

白色尉・黒式尉の翁面は、

三百数十年前に大崎院ゆかりの修験行者が八海山の麓で水行をしながら

自分の髭を植え込み作ったと伝えられ、行者の名から

「萬宝院さまの生面」として大切に保管されています。

この日だけ本物を拝む事ができますが、

宝物ですから今は舞には使いません。

天下泰平・国土安穏・五穀豊穣・

子孫繁栄の祈りと願いは、今も昔も変わりませんね。

 


その後は柳古新田子ども太鼓で景気をつけ、

若かりし頃に大流行したフォークソングでゆったりまったり。

 


この日の司会を務めた我が家の次男は緊張と慎重の様子。

祭典委員長から余計な事は喋らなくていいから、

時間通りに進行するよう言われて任務遂行。

(元小学校長先生の祭典委員長、細部にわたり細心の配慮はさすがです)

 




ついに中澤卓也登場!

今年の雪祭りに出演した時も大勢の追っかけが詰め掛けたそうですが、

この日もピカピカ光る団扇を持ったファンがのりのり。

ダイヤモンドミラクルボイスにしびれました。

(サイン色紙を頂き感謝感激)

 


いよいよ8/15、祭当日の朝9:00から大祭御祈禱から始まります。

神社の階段下には小学生が持つ幟が立てられ、ワクワクします。

 





御祈禱のあと山田神主様が神社神殿から

御神体を衣で隠しながら、お神輿の中に納めました。

瞬きしないで観ていましたが御神体は全然見えません、

厳かな神事です。

1848年に再造営され170年の歴史あるお神輿は、

本当に素晴らしい遺産であり郷土の誇りです。

(神殿の上にある天狗の面も、小さい頃は怖くて見れなかったなあ…)

 


御祈禱後は最初に御神楽2体4人が先頭をきって出発します。

絶対お神輿に抜かれてはならない役割!

次に御神輿を担ぐ人たち(25歳と42歳の厄年の人がメイン)が

お神酒を頂き出発します。

 



途中6箇所で休憩しながら大崎町内から柳古新田町内を回ります。

この日は朝からものすごい暑さで、途中にも給水所を設けての巡行です。

えんじ色の法被は大崎青年会と笛部隊、

女の子が笛に参加できるようになってまだ20年くらいで、

私が子どもの頃は幟を持つ事もできず、

参加できるのは稚児の女子だけでした。

ですから笛も太鼓も何もできません、

大祭の大変さも知らずにいました。

いまや少子化が進み、そんな事は言っていられません。

私は昨年から例大祭に入れてもらいましたが、

山田神主様から女性の参加は初めてだと言われました。

お祭も男女仲良く協力し合う時代になってきたということでしょうね。

中に入ってみないと分らない事も多いと気付きました。

 




16:00、大前神社石段下に到着するとさっきまでの晴天が一変し、

一気にどしゃぶりになり、御神輿を担ぐ人達もずぶ濡れで手が滑るので、

一歩進んで3歩下がる状態。

やっと境内にたどり着いてから、神社の周りを3周回ります。

御神輿に触れるのはブルーの法被を着ている人、

御神輿係は白黒法被で誘導します。

御神輿が傾き、担ぎ手が神輿の屋根に摑まると「触るな!」とどやされます。

えんじ色の法被の人たちは宮入の助っ人ができますが、

御神輿には触れず担ぎ手の背中を押すだけ。

疲れて早く宮入したい人、

まだ終わらせたくない人の押し合いで暴れ神輿は最高潮。

(どしゃ降りの為、私は先に神社に入り見守りました)

 



ついに宮入りしました!わっしょいわっしょい、

ちんちこどんどんよ~いと高く掲げ終焉。

無事に御神体が大前神社に戻り、神社役員・祭典委員もホッと一息。

感謝を込めて御御輿を拭き清めます。

(今年はどこも壊れてないかな?お神楽の耳はもげてないかな?)

 

この後は近くの友人宅でびしょ濡れシースルーを着替え、

八海山社務所での直会に参加したら、

もう奉納演芸を見る体力が残っていなくて、

洗濯物を持って歩いて帰りました。

(ノブ&フッキー楽しみにしてたんだけど…)

 

炎天下の中のお神輿巡行と恒例のドシャ降り宮入、

平成最後の夏祭りが終わりました。

翁式三番は戦後一時期中断していた時期もありましたが、

地域の方々の熱意で復活し今日まで継承されてきました。

今では大崎小学校でもクラブ活動として子ども達に受け継がれています。

長い歴史と伝統の大祭がこれからもずっと続くよう、

協力し合っていきたいと思います。

 

翌日朝からは政務調査で福島市に一泊で

その2日間も雨に打たれ、4日連続雨ざらしになりましたが、

なんとか風邪もひかず無事でした。

(ご利益ご利益)

 

平成の世が終わっても大前神社例大祭は続きます。

毎年8/15ですのでどうぞ皆様も伝統的例大祭に来て下さいね。

(さて来年の奉納演芸は誰になるのかな、今から来年が楽しみです)

 

 

記:田中 せつ子

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