重要無形民俗文化財に指定されました「浦佐毘沙門堂の裸押合大祭」

 

こんにちは、サポーターの田中せつ子です。

今回は日本三大奇祭の一つと言われる

サンゲツミッカの昼間の様子をご紹介します。


「浦佐毘沙門堂の裸押合大祭」は

昨年のサンゲツミッカが終了してすぐの平成30年3月8日に、

文部科学大臣により重要無形民俗文化財に指定されました。

来年からは3月3日ではなく、3月の第一土曜日に開催となります。

 

今年は最後の3月3日、ちょうど日曜日の開催となり、

好天にも恵まれ昼間から大勢の人出となりました。

午前中は小学一年生の稚児行列や鼓笛隊演奏、

講中福餅運搬行列、大護摩修行、福餅撒与が行われました。

約1200年前に坂上田村麻呂将軍が

守本尊「毘沙門天」を浦佐に御堂を立てお祀りし

「国家安穏、五穀豊穣・家内安全」を村人と祈り、

祝宴の中で歌い踊って士気を鼓舞したのが始まりと伝わっています。

今も昔も人々の願いは同じですね。

「神霊は幼い子どもの姿を借りて現れる」との言い伝えにより

御堂に御供物を上げるときには、神聖な稚児の手を借りて奉納されます。

それぞれに意味がある行事ですね。



浦佐駅構内にも出店が並び、改札口を出てすぐから楽しめます。


近くの駐車場となる道路も両脇にずらりと車が並びました。

大和地域では無料巡回バスが運行されます。




駅前から毘沙門通りまでの両脇に出店が並び、

美味しそうな匂いに誘われ、昼過ぎには

すっかり上機嫌に出来上がっている人たちもいます。


まずは山門を登ります。

江戸時代は毘沙門天別当普光寺は徳川幕府の天領で、

参勤交代の時にはこの山門の前では

お殿様も籠を降りたと伝えられています。

江戸時代に思いをはせると

重厚な山門をくぐるのも厳かな気持ちになります。


ずらりと並ぶ大ロウソクも迫力満点、

これも祭りらしさを感じる魅力です。



まっすぐ「不動明王」前のうがい鉢に進み

賽銭を上げてお参りします。

裸押し合い参加者はこのうがい鉢に飛び込み、

体を清め本堂で押し合います。

多門青年団は一か月も前からここで水行参拝をします。


そこから右に進んで並び、御堂の鐘をならして参拝します。

四天王の一人である「多聞天」とは北方を守る神で、

すべての事を一切聞き漏らさない知恵者であり、

単独で安置される時は「毘沙門天」と呼ばれるそうです。

多くの参拝者の願いをすべて聞いて下さるありがたい神様ですね。


本堂の反対側にはおみくじがあり、私もここで大吉を引いた年は

大きなご利益がありました。皆様もぜひどうぞ。


今年は雪が少なくトラックで何トンも雪を運び入れたそうですが、

境内では巫女さんたちがお守りを売っています。





境内ではこの日5回目の福餅撒与が始まりました。

撒く撒く撒くよ~撒け撒け撒けよ♪

この福餅は多門青年団0Bが団長を中心として、

毎年餅つきをして奉納しています。

浦佐毘沙門天を振興する全国の講中からも福餅が奉納されます。

多門青年団は満19歳から29歳ですが、

その後のOBにはそれぞれに会の名前があり、

役員や委員となって多くの人たちが祭りを支えています。


福餅撒与が終わると、拾った福餅を持って大勢が普光寺を降りて行きます。

一緒に歩いていると知り合いが福餅を分けてくれます、

福は多くの人に分け与えるものなのだそうです。

そんな教えを聞くと尚更ありがたみが増しますねえ。


今年は積雪が少ないので川沿いの道には早くも水仙の芽が伸びています。

サンゲツミッカが終わると春が来る!

昔ながらの言い伝え通りです。






お参りを済ませたら昼食です、

沢山の美味しそうなメニューに迷います。

無料休憩所があるのでゆっくり食べられます。




さあ、これは何が泳いでいるのでしょうか?

正解は、大祭名物「カジカ酒」です!

丸まる育ったカジカを塩焼きにし、熱燗を注いだら出来上がり!

その店ごとに塩加減も違うので、飲み比べてみて下さい。

琥珀色に変わった熱燗を飲み干したら、

おかわりはヤカンで注ぐ、これが良いのだ!

最後はばりばりカジカを食べる。



サンゲツミッカのごちそうは、

さっぱりとした大崎菜のお浸しとタラ煮物が定番。

最高のおつまみです。




祭でもう一つの楽しみは鉢植えの出店です。

毎年買っては枯らしてしまうので又買います。



多門青年団のOBはその年ごとに名前があり、

それぞれの法被を着ている人たちもいます。

いつまでも団結力が続いているのですね。

 

最後は名物のしんこ餅を買って帰ります。

福餅もいろいろな人から貰って、たくさんの福が舞い込みました。

今年の大祭は朝から夜までずっと人出が多かったと皆さんが喜んでいました。

来年からは3月第一土曜日です。

更に夜遅くまで賑わうでしょうね。

裸押し合いに参加しなくても、見ているだけで誰でも楽しめます。

皆さんもぜひ1200年の歴史をじかに感じて下さいね。

 

 

記:田中 せつ子

 

関連記事

極上の南魚沼 裸祭

駅徒歩5分の必訪問場所!普光寺

カテゴリー: 南魚沼のイベント情報とご報告 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.