こんにちは。
勝又沙智子です。
今日は、南魚沼産の商品のお知らせです。
・・・といっても、
この商品の製造販売者が南魚沼というわけではありません。
南魚沼でつくられているのは
こちらの商品に使われているプラスチックの原料樹脂です。
プラスチックというと、石油原料品ですが、
こちらのプラスチックにはなんと自然素材の
「お米(!)」が練り込まれています。
しかもこのプラスチックの51%はお米。
そのため、パッケージには、「お米製品」とまで書いてあるのです!
お米製品!?
くんくん、匂いを嗅いでみると、、、
残念ながらお米の香りはしませんでした笑。
製品になってしばらく時間が経つとお米の香りは消えてなくなるそうです。
ですが、先週製造したばかり、というお米プラスチックの香りを
嗅がせていただくと、、、
おせんべいのような香ばしいお米の香りがします(^^)。
本製品、赤ちゃんの口にふれても安心ということで、
日本のみならず、外国の方にも大人気なのだそうです。
このお米プラスチック樹脂原料をつくっているのが
2017年11月に南魚沼にて新たに事業展開をはじめた
株式会社 バイオマスレジン南魚沼様
専務の中谷内 美昭さんにお話を伺いました。
>そもそもなぜお米のプラスチックをつくろうと考えたのですか?
南魚沼で事業をスタートさせたのは2年前ですが、
石油製品に頼らない自然素材を使用したプラスチックには以前から関心があり、
研究、販売をはじめて15年にもなります。
当初は間伐材「木」を使って研究していました。
しかしながら、「木」は、間伐したり、粉砕加工に人手がかかり、
その手間が原料費にはねかえってしまいます。
その点、お米は粉砕加工の手間が「木」に比べると容易です。
最初、製造は委託していたのですが、
年々お米プラスチック樹脂原料の需要は増えています。
そこで、より、安定した供給と、品質の安定・保証レベルを向上させるために
自社で工場をもち製造をはじめることとしたのが2年前です。
>南魚沼で事業を始められたので南魚沼出身の方だと思いきや、
>御社の社長様、中谷内さんも、南魚沼の出身ではないのですよね?
はい。南魚沼は米どころであり、美味しい日本酒の産地。
飯米の精米時、日本酒の原料のお米の精米時に
多くの良質な糠が出る地域でもあることから、
材料が入手しやすい地域ということも
南魚沼で製造をしようときめた理由のひとつでもあります。
お米のブランド地としても魅力的な土地ですね。
>それにしても食べ物を道具にするなんて、、、もったいないですね、、、
いえいえ、材料に使用しているのは、
お米を精米した後に出るくず米や、破砕米、粉糠などです。
これらのお米などは見た目が良くないなどから、
家畜のえさや、肥料などに使われたりしています。
また、近年では「フードロス」による食品メーカーからの問い合わせも増えています。
「フードロス」というのは、賞味期限が切れてしまい、
販売できなくなった食品のことです。
例えば、お餅、パックごはん、など
廃棄処分するしかなかったこれらの製品を引き取り、プラスチックに加工し、
ふたたび、ビニル袋やシートキャップなどでメーカーへお戻しすると、
廃棄処分費用も浮いて一石二鳥だと喜ばれています。
>とはいえ、お米を練り込むという加工工程が発生するので値段は高そうですね。
いいえ。そんなことはありません。
石油原料プラスチックの原料費にくらべると加工米は安いため、
お米の割合が多くなる場合、加工手間賃をかけても、石油原料プラスチックと同じ、
または場合によってはそれ以下の価格となることもあります。
また、お米が入っていてもプラスチックの性質としては劣ることが無く、
現在一般的に使われている
シート成形機、インフレーション成形機、射出成形機、など、
お使いの機械を変えずともそのまま使用できます。
それぞれの機械に合ったグレードのみならず
最終製品の特性に合ったご要望、たとえば
固いもの、やわらかいもの、強度の高いもの、お米の配合比を変えたもの
など細かなオーダーに対応したお米プラスチック樹脂を供給しています。
近年では、
お米だけでなく、
きのこやさん→きのこ収穫後の菌床、
お菓子やさん→チョコレートのカカオの殻
なども使って、包材等に循環させる動きも始まりました。
>可能性がまだまだ広がりそうですね
現在お米のプラスチック樹脂原料は
赤ちゃんのおもちゃだけでなく
コンビニのおにぎりのシート、パンのシート、
使い捨てのスプーン、箸
使い捨てのひげそり、歯ブラシ、
水揚げされ競りに出される黒マグロにつけるタグ
お正月の鏡餅の外装
もすうぐ南魚沼指定のごみ袋もお米入りになります。
―リリース-
平成31年度南魚沼市指定ゴミ袋にバイオマスプラスチック仕様「ライスフィルム10」採用決定!
ちなみに裸押し合いのピンバッチもお米プラスチック樹脂で出来ています。
政府は、植物由来の原料(バイオマス)でつくられ、
環境への影響が小さいプラスチックの国内年間出荷量を
2030年までに50倍にすると発表しています。
それらの需要にお応えできるように、生産体制の強化も検討しています。
1点、バイオマスレジン南魚沼様はあくまでもお米プラスチックの原料供給会社です。
成形や製品開発まですべてを細かに対応することができません。
そこで、ライスバレーにいがたというネットワーク構築を整え
一連の製品開発の流れを社外につくり、
商品開発、販売、などにつなげようという動きもあるそうです。
バイオマスレジン南魚沼様の益々の活躍が楽しみです!
さて、冒頭でご紹介したこちらの商品、
全国のおもちゃ屋さんやアマゾンなどで
でお求めいただけますが
南魚沼市内の取扱店で買うと、嬉しい特典があります。
何かというと、
これ!
通常、1セットに1個(シャカシャカおにぎり1・お皿1)のところ
2個(シャカシャカおにぎり2・お皿2)もついちゃいます!
食いしん坊の赤ちゃんにはたまりませんね笑。
きっと将来はお米大好きな大人になることでしょう。
お求めはぜひ南魚沼市内の取扱店で♪
お米のままごとセット 販売店
o八海山泉ヴィレッジ いずみや 様
o雑貨と洋服やさん ハイネ 様
o丸山温泉 古城館 様
o魚沼最大みやげ処 魚野の里 様
o越後のお宿 いなもと 様
oむろはし 様
o末広屋玩具店 様
o大正や 様
o井島石油 様
o株式会社バイオマスレジン南魚沼 様
oさとふる 様
oAmazonライスバレーモール 様
バイオマス資源を利用したプラスチック樹脂原料のお問合せは
株式会社バイオマスレジン南魚沼 様
新潟県南魚沼市寺尾1300
TEL:025-775-7155
http://www.biomass-resin.com
記:勝又 沙智子
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