織物の三要素「風合」について

 

こんにちは、塩沢つむぎ記念館の丸山由貴菜です。

前回、前々回と東京オリンピックパラリンピックと絡めて

織の三要素(色、柄、風合)である「柄」と「色」についてお話してきました。

東京オリパラで注目されている市松模様って?

東京オリパラに使われているジャパンブルーって?

今回は「風合」についてお話します!

 


塩沢の四大織物にはそれぞれ特徴的な風合があります。

麻織物である越後上布と絹織物である本塩沢と塩沢紬そして夏塩沢。

まず麻と絹の素材の違いで肌触りが大きく異なります。

そして絹の中でも糸作りの工程の違いで更に風合が変化していくのです!

 

【越後上布】


越後上布はなんといってもサラサラ感(涼感)が特徴です。

苧麻の皮の内側の繊維(靭皮繊維)を

手で細く裂いて作った(苧績み)糸を使っているため

通気性、吸水性、撥水性そして熱伝導性があります。


苧麻糸


 

【本塩沢】


本塩沢はシャリ感(爽感)が特徴の縮織です。

蚕が作った繭から引き出した生糸を使います。

シボと呼ばれる細かな凹凸が独特のシャリ感を醸し出します。


生糸


ヨコ糸に地緯糸(強撚糸)を使う事でシボを作ります。


 

【塩沢紬】


塩沢紬はふんわり感(柔感)を持ったあたたかみのある平織です。

真綿を紡いだ糸を使っているため糸に太細があり

織り上がりにネップ(節)が出てくるのが特徴です。


真綿手紡糸


織り上がりにネップが出てきます。

 

【夏塩沢】


夏塩沢は麻のようなシャリ感(涼感)が特徴の強撚織です。

生糸に強い撚りをかけた駒糸を使います。

麻のようなサラサラ感の中に絹のしなやかさもある風合です。


駒糸


 

4つそれぞれで異なる風合になりますね!

当館では四大織物の風合を実際に触れることができます!

是非見て、聞いて。「触れて」体験してみて下さい。

 

色や柄はぱっと見ればわかりますが

風合というものは実際に触れてみないとわかりません。

ぜひ当館にお越しになって本物の織物に触れてみてください。

目も舌も、そして指も肥えます。

 

風味、風格、風流…と

なんでも「風」が大事です。

 

《塩沢つむぎ記念館》

新潟県南魚沼市塩沢1227-14

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記:丸山 由貴菜

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